校長から
令和8年度文科省シニア派遣 校長 竹山三春
セントラルケンタッキー日本人補習校のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。
本校は、本年度(2026:令和8年度)創立40周年となる記念すべき年を迎えています。また、アメリカ合衆国は独立宣言から250周年(United States Semiquincentennial)という節目の年となっています。アメリカ合衆国の中東部に位置するケンタッキー州の比較的中央に位置するレキシントンは工業都市と言われていますが、多種多様な業種業態がその経済を支える、エネルギーに満ちた魅力溢れる土地だと感じています。
本校の歴史については、「補習校について・学校要覧」でご確認いただいたように1986年11月8日の開校以来、数多の変遷を経て本年度に至っておりますが、その間貫かれている思いは「日本に帰国した後、日本の学校教育・学校文化にスムーズに適応できること」この一つに重きを置いてきたと言えます。それが建学の精神ともいえる創立当時の願いであり、そのことをこの40年間、ひたすら守り抜いて本校の教育活動に関わってくださった州やケンタッキー大学の関係者を始め歴代の理事会や保護者会、そして学校の関係職員など全ての皆様へ改めて敬意を表したいと思います。
子供たちは、土曜日だけ顔を合わせ補習校生活を送るという関係ですが、学校行事で見せる姿には力強さと目には見えない絆を感じさせてくれます。週1回本校で過ごす数時間は、彼らにとって濃厚でかけがえのないperiodなのだということを教えてくれるのです。それぞれが異文化に適応する難しさを少なからず感じているからこその共感と、違いを受け入れる寛容という概念を彼らは既に身に付けています。素晴らしい対応能力です。
その子供たちを全力で支援してくださっている本校の保護者会の力もまた偉大です。子供たちが安全に登下校できるのも、安心して授業を受けることができるのも、そして宿題を済ませ次の授業に備えることができるのも、保護者の皆様のご理解とご協力がなければ成り立ちません。授業中や昼休みの安全見守りや図書室の管理などが保護者会の当番によって支えられていること、運動会や式典運営等で見せる高い機動力など、多くの場面で別格の力を発揮してくださっています。
また、平日は仕事を持ちながらも土曜日の授業を担当する担任を始め全職員が、短い教育活動の中で築き上げていく子供たちとの関係には、教育愛に裏打ちされた実に尊い姿をみることができます。そして、それら全ての努力と熱量が大きな教育力を生み出す背景には、理事会の存在が欠かせません。本補習校創立の運びから本日この日まで、綿々と紡がれている「子供たちのため」という強い意志を、理事会の席でひしひしと感じています。自動車関係を始めさまざまな業種において、アメリカ合衆国という大国で、長くは40年以上という年月をかけその信頼を勝ち得てこられた企業の方々です。子供たちや教育に対する並々ならぬ情熱を、さまざまな判断や行動力で示してくださる心強い存在であることは、言うまでもありません。
私どもの教育活動は、このような方々のご理解やご協力、そして文部科学省・外務省・ナッシュビル日本国総領事館や全海研などのご指導やご支援のもと、ひたむきに推進されています。子供たちが見せる、授業時間の真剣な眼差しや休み時間の弾けんばかりの笑顔は、私たちの宝物です。「今日も補習校での一日が楽しかった。」と子供たちが感じる事のできる日々を、私たちは大切にして参ります。
