私が補習校に在籍していたのは、2003年10月から2004年12月という約1年2ヶ月の短い期間でした。今、振り返ると、この短い期間の中で、様々な体験をさせていただき、アメリカ在住期間の中で、最も良い経験が出来たという実感があります。それは、決して、順風満帆に教鞭がうまく進んだという事ではなく、むしろ、児童達の立場になって授業を勧めることの難しさ、悪戦苦闘の日々の中、私自身が、成長させられたということです。この期間、続けて小学1年生を受け持たせていただきました。平日は、現地校でしっかり授業を受けながらも、週末は1日中、日本語で授業を受けなくてはならない児童達のストレスを理解したうえで、一人一人の人格を尊重する事の大切さ、寛容さ、忍耐強さを、補習校にて、学ばせていただけた事を心から感謝しております。
現在、私は、日本の福岡県にある福岡エルシオン教会の牧師夫人として、励んでおります。補習校での経験は、大変活かされております。これからも、レキシントンの児童生徒さん達の大きな支えとなる補習校であり続けることを願っております。
山崎 裕子
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